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ディスプレイの話

ECCS1999(以前の ECC(東京大学情報基盤センター 教育用計算機システム))と比べて ECCS2004が変わっていないことの一つにdisplayの解像度が挙げられるだろう。 ECCS1999のNC端末でもECCS2004のiMac端末でも、解像度は1024x768のXGA (eXtended Graphics Array)のままである。新システムの発注でも、 解像度についてはそれほど高いものを要求していなかった記憶があるので、 おそらく各ユーザのLogin時間をみても解像度を上げることは必要ないと されたのだろう。実際、Mac OS Xではanti aliasingのおかげで 潰れた文字の視認性が高まっているせいでそれほど苛立ちを感じたことはない。

ECCS2004では、displayがCRTからLCDに変わったことは大きなことかもしれない。 以前に比べて消費電力にしてみれば1/2程度なので、これに関しては向上したと いえるかもしれない。ただ、iMacに関していえば少し長く使っていると、 中間色の点滅が気になってくる。これは、おそらく使用されている液晶が ディザリング或いはFRC(疑似フルカラー)と呼ばれるものを使用したもので あるためと考えられるが、実は最近の安価な液晶はほとんどがこのタイプである。 VID端末の液晶はSyncMaster152Nという一番安価な機種であるようだが、 使っていると、目が疲れてくるほどである。液晶は安くなったといっても、 それは、安物であり、従来のCRT並の画質を備える液晶を求めると、従来のCRTのような値段では 買えない。

かなり前、ITmedia Newsに以下のような記事が出ていた。

PC向けCRT、2007年に“日本の絶滅危惧種”に

PC向けCRTディスプレイは液晶からの置き換えが進み、需要が急減している。 2007年には国内出荷が3000台にまで減る見通しだ。

電子情報技術産業協会(JEITA)がこのほど発表した 「情報端末装置に関する市場調査報告書」によると、 液晶への置き換えが進むPC向けCRT ディスプレイの需要が急減し、 2007年には国内出荷が3000台にまで減る見通しだ。 青紫色レーザーを搭載したPC向け光ディスク装置は、2007年から需要が伸びるとしている。

2004年のPC向けCRTの世界出荷台数は前年比11%減の5964万台。 2005年以降は毎年20〜30%程度減り、2007年には2186万台まで落ち込む見込みだ。

国内の減少スピードはさらに早い。2004年は同56%減の48万台。 2005年は同72%減の14万台にまで減少する見通しだ。2006年には その半分の7万台に、2007年には一気に3000台にまで落ち込むと予測している。

液晶ディスプレイは順調に出荷を伸ばしている。2004年の 世界出荷台数は同36%増の6764万台と、初めてCRTを超えた。 低価格化が普及を後押しし、2005年には同41%伸びると予測。 2007年には1億2414万台となり、世界市場の85%を液晶が占める見通しだ。

PC用記録型DVDドライブの世界出荷も伸び、2004年には5400万台 (同135%増)を出荷し、DVD-ROMドライブ(3520万台)、 CD-R/RWドライブ(4440万台)、CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ (4650万台)を抜いた。2005年にCD-ROMドライブ(2004年に6200万台) を逆転する見込みだ。HDDの大容量化により、 大容量なバックアップ媒体が必要とされているほか、 PCの高性能化で動画など大容量データを処理をするユーザーが増えたことが要因という。

今年後半には青紫レーザーを搭載したPC向け光ディスクドライブが 登場する見込み。しかし当面は記録型DVDドライブが市場の主役を担い、 次世代ドライブの需要が伸び始めるのは2007年になるとしている。  電子情報技術産業協会(JEITA)がこのほど発表した 「情報端末装置に関する市場調査報告書」によると、 液晶への置き換えが進むPC向けCRT ディスプレイの需要が急減し、 2007年には国内出荷が3000台にまで減る見通しだ。 青紫色レーザーを搭載したPC向け光ディスク装置は、2007年から需要が伸びるとしている。

2004年のPC向けCRTの世界出荷台数は前年比11%減の5964万台。 2005年以降は毎年20〜30%程度減り、2007年には2186万台まで落ち込む見込みだ。

国内の減少スピードはさらに早い。2004年は同56%減の48万台。 2005年は同72%減の14万台にまで減少する見通しだ。2006年には その半分の7万台に、2007年には一気に3000台にまで落ち込むと予測している。

液晶ディスプレイは順調に出荷を伸ばしている。2004年の世界出荷台数は 同36%増の6764万台と、初めてCRTを超えた。低価格化が普及を後押しし、 2005年には同41%伸びると予測。2007年には1億2414万台となり、世界市場の85%を液晶が占める見通しだ。

PC用記録型DVDドライブの世界出荷も伸び、2004年には5400万台 (同135%増)を出荷し、DVD-ROMドライブ(3520万台)、 CD-R/RWドライブ(4440万台)、CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ (4650万台)を抜いた。2005年にCD-ROMドライブ(2004年に6200万台) を逆転する見込みだ。HDDの大容量化により、大容量なバックアップ媒体が 必要とされているほか、PCの高性能化で動画など大容量データを処理をするユーザーが増えたことが要因という。

今年後半には青紫レーザーを搭載したPC向け光ディスクドライブが 登場する見込み。しかし当面は記録型DVDドライブが市場の主役を担い、 次世代ドライブの需要が伸び始めるのは2007年になるとしている。

2005/03/11 18:40 更新

少なくとも、自分がPCにさわりたての頃(1998頃)は、液晶はノートパソコン用の 表示用deviceという感じで、デスクトップ用のものは数十万円もする高嶺の花だった。 しかも、液晶は、高い割には視野角が狭く、画素に欠けがあって、割れ易く、傷つき易い、扱いに困るものだった。 量産のおかげか、いつのまにか品質はともかく安価な液晶が手に入るようになり、 テレビもデジタル、液晶、プラズマを合い言葉にCRTが悉く脇に追いやられるようになった。 自分の中では、CRT=安価なdevice、LCD=高価格なdeviceという印象があったので この記事はかなり印象的だった。

さて、大学に入ると、様々ないわゆる高級機種に出会うことになる。表示用deviceに関していえば、 EIZO NANAO東京特殊電線 といった会社の製品である。企業あるいは研究機関といったお金のある程度あるところでないと、 なかなか購入しないのだろう。道具の良さは使い込んではじめてわかるときいたことがあるが、 使い込まなくとも、CRTに関しては、focusの違いが感じられた。液晶に関してはいわゆるCRT並の 画質の機種を初めて見た。(ちなみに、ECCSでは、大量導入しているせいで、普通のCRTだった。) そのとき初めてCRT≠安価なdeviceのあてはまるCRTについて知ったということになる。 では、現在は、LCD=高価格なdeviceのあてはまるLCDは現在はどうなったのだろう。

これが液晶の高級機種ということになる。現在の技術では液晶の高級機種は、CRTでいえば、並の 製品と同じような性能であるというのが悲しいところである。具体的には、視野角度、応答速度、 画面全体でのガンマの整合性、といったものである。CRTのカタログにはこれらの数値については 書いていなかったのは、それらが高くてあたりまえだったからであり、液晶のカタログで 初めて売りものとして挙げられるようになった。そのため、カタログスペックと 実際の性能が乖離することもある。 例えば、副茶工房online 「カタログスペック偏重主義」 以下の4つの記事は参考にしてもいいかもしれない。 液晶のカタログに、応答速度数msと書いてあったからといって、本当にすべての色で応答するかどうかはわからないし、 視野角にしても、信用できない。一番大事なのは、実際に実機を見て試して選ぶことだろう。 特に液晶の場合は、FRCなど気づかない所でも低価格が実現されているので、今まで使っていたCRTよりも 見てて疲れるということになりかねない。特に、光沢液晶は、映り込みがどの程度かよくチェックしなければならない。

CRTについては、シャドウマスクとアパーチャグリルくらいしか種類がなかったが、 液晶は技術の発展とともに、DSTN、TFT、TFTの中ではTN、VA、IPS、S-IPSといった特徴の異なるいくつかの種類の 液晶が出て来たのに、カタログにはTFT液晶としか書かず、選択がしづらい状態である。 これらの種類の特徴は下の参考になるページのフラン☆Skinのよくある質問と解説やその他の ページにも書いてあるので、ここには書かないが、現在一番良いと考えられるのは、S-IPS系列の 液晶である。残念なことに、この系列の液晶は現在殆んど市場では見られず、高級機種としていくつか 見られる程度である。これは、日立、IBM(DDTech、現在は撤退)、NECが作っている。

グレシャムの法則の中に悪貨は良貨を駆逐するというがあるが、転義として使われる意味では、 いいものは売れず、安く品質の悪いものが多く売れるというのは液晶には当てはまっているのかもしれない。 VHSとβマックスに関しては、当てはまっていたようだ。高校の時、生物の先生が、映像の記録を残すのには VHSは解像度が低すぎて話にならないと漏らしていたのを思い出す。

最近、究極の薄型ディスプレイとしてSEDが開発されたようだが、他の製品と価格競争ができるまで育ててから 市場に出す方針なようで、だいぶ自身があるようだ。

参考になるページ

以下のページは、話題がLCDだけというわけではない。それに、工作員もいるかもしれない

★一般人無双R★
「薄型TVを買うべきじゃない10の理由」や、「テレビの選び方」など、参考にしてもいいかもしれない。

フラン☆Skin
よくある質問と解説は参考になるかもしれない。

覚え書き

某大学病院ではL985EXが導入されていた。L985EXの後継機種としてL997が発表されたが、 価格はこちらの方が低い。L985EXは、画面全体でガンマカーブの 調整を行なっているが、L997では行なっていないためであるらしい。

           *  Zoffix &
 <^Quiddity>  Zoffix: fg
   <apeiron>  ^Quiddity, no
   <apeiron>  kill %1
   <rindolf>  kill -9 apeiron
   <apeiron>  rindolf, EPERM
 <^Quiddity>  kill: apeiron: arguments must be process or job IDs
   <rindolf>  apeiron: sudo kill -9 apeiron
 <^Quiddity>  killall -9 apeiron
   <rindolf>  pkill -9 apeiron
   <apeiron>  rindolf, user rindolf is not in the sudoers file, this event
              will be reported
           *  apeiron wonders what it says about him that he has that
              error message pretty much memorized
 <^Quiddity>  apeiron: that you don't spend enough time issuing commands
              correctly

    -- The IRC-Based UNIX Shell
    -- #perl, Freenode

Rule of Open-Source Programming #34:

Every successful project will eventually spawn a sub-project

    -- Shlomi Fish
    -- "Rules of Open Source Programming"


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