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ELEGA DR-631

高価であるため、一時この製品の偽物が出回っていたようである。銘板の特徴から、怪しいと思われるものがあったので、気づいた範囲で記してみる。 完全に同じ銘板にすると正規品と区別が難しくなるので、偽物はどこかしらで違いを設けてあることが多いと思われる。現物が確認出来ていないので保証はできないので留意を。

DR-531

出力はDR-631よりやや甘めであるが、こちらの製品の偽物を見かけたことはない。DR-631と間違って出されることはあるようだ。

DR-631 おそらく本物

基本的に銘板がうっすらと金色で、ELEGA ACOUSまたはFUJIKI ELECTRICの年代が合致する。

DR-631 怪しい

銘板が銀色のことがあり、“ELEGA”の右側の引用符の更に右側が少し膨らんで見える、年代に比して新しすぎるように見える。

追記

読者の方から以下のメールをいただき、掲載許可をいただいたので、追記します。

大阪府在住の○○と申します。下記ウェブサイトを拝見し、藤木電器製DR-631Cに関して情報提供のメールをお送りします。
http://freeverb3vst.osdn.jp/sodan/tips/hp3/hp3.html
上記ウェブサイトでDR-631の怪しい製品の例として、「銘板が銀色のことがあり、“ELEGA”の右側の引用符の更に右側が少し膨らんで見える、年代に比して新しすぎるように見える」 製品を挙げておられます。これに関して、放送局に勤めていた私の父が昭和57年4月18日に秋葉原の石丸電気本店ビデオセンターで25,000円で購入したDR-631C(製造番号365) を確認したところ、同じように右側の引用符の右側が膨らんでいることを確認しました。銘板の色は金色か銀色かといえば金色寄りという程度に金色です。
このことから、銘板の色味は分かりませんが、引用符の膨らみに関してはこの時期の正規品にも存在する特徴であるように思われます。
私が中学1年生の時に父がある日これを買ってきて放送局で使っているヘッドホンだと言っていたのを覚えています。夜にFMラジオを聴くときだけ使っていて、 元箱に入れて保管していたので今でも錆ひとつなくピカピカです。写真を添付して情報提供いたします。

> ○○様
> 情報提供ありがとうございます。
> 手持ちのDR-631は古い年代、新しい年代いずれも銘板が金色で、引用符は対称だったことと、たまたま以前目にした偽物が指摘のような特徴があったことから、推定も含めて記載したところです。
> 現在は本物と考えているものしか手元になく確認できず、実際には、ヘッドホンカプラでの音圧・インピーダンスのチェックをしないと判断が難しいところかもしれません。
> ちなみに、ヘッドホンの耳側はどのような形になっているでしょうか。周囲は缶詰のようにリング状に封されていて、ベークライト製で平べったいのがDR-531、金属製で少々へこんで中央が軽く飛び出した形がDR-631になります。

○○です。
さっそく返信を頂きありがとうございました。
耳側の写真を添付します。仰る通り金属製で少々へこんで中央が軽く飛び出した形でした。
貴サイトを通じて貴重な情報を知ることが出来ましたことを感謝しております。今回ご提供した情報も、匿名にして頂ければご掲載頂いて問題ありません。

No violence, gentlemen -- no violence, I beg of you!  Consider the furniture!
		-- Sherlock Holmes

Rule of Open-Source Programming #11:

When a developer says he will work on something, he or she means "maybe".

    -- Shlomi Fish
    -- "Rules of Open Source Programming"


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