またプリンメインアンプであるが、今回の製品は、サービスマニュアルが入手できた。 価格は4万円、決して高級機ではないが、一部で音質が良いと評価されているので、その回路を見てみたいと思う。
初段はFJV1845による差動増幅回路で、 R311(220Ω)から0.65V/220Ω=3mAで差動増幅の電流が規定され、Av=1/2×gm×R305(1kΩ)~35dB程度だろう。 折り返して片方はKTA1024によるカスコード、1SS133とKTC3423によるカレントミラーで終段のバイアスにつながる。 もう片方はKTA1360で終段のバイアスにつながる。コレクタ、エミッタ抵抗から大雑把に言って、Av~46dB程度だろう。 終段のコレクタ接地回路はサンケンの2SD2390/2SB1560で、電圧利得はほぼ1、全段のオープンループゲインは計80dB程度、 帰還抵抗からクローズドループゲインは30dBとわかり、現代のアンプとしてはかなり負帰還量が少ない。 謳い文句は、「低NFB ( ネガティブフィードバック)、ハイカレント、ローインピーダンスドライブ設計」、 「イギリスを中心にヨーロッパにてサウンドチューニングを施し、厚みのある中域とクリアでエネルギッシュなサウンドを実現」 とのことで、オープンループゲインがかなり低く、低NFBというのは回路から分かるが、他の形容はいまいちよくわからない。 全体に見ても特に秀でた回路には見えないし、2段目のエミッタ接地回路は帰還量が少なく特性が悪そうだし、終段のトランジスタのドライブは重そうだし、 仕様では全高調波歪率0.08%とあって、決して良い値ではなく、どこが良い音質評価の理由となるのだろうか。やはり値段相応としか言えないだろうか。
Steady movement is more important than speed, much of the time. So long as there is a regular progression of stimuli to get your mental hooks into, there is room for lateral movement. Once this begins, its rate is a matter of discretion. -- Corwin, Prince of Amber <rindolf> buu: do you have a working manual of BL? <rindolf> s/working/up-to-date/ <buu> It's kind of sort of up to date <perlygatekeeper> he means NO <buu> I've got some docs! <rindolf> buu: do you have a functional spec? An architecture document? An interface whitepaper? A developer's guide? A user manual? A "The BL-Book" and "BL - The Program"? <buu> rindolf: no, no, no no and no -- Discussing the merits of documenting one's pet languages on -- #perl, Freenode