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DCアンプ - TDA1516

加振器用のDCアンプをもう一つ作成する必要があり、手持ちにTDA1516BQがあったため、今度はこちらのプリアンプを作成してみた。

アンプモジュールには、オペアンプタイプと、ゲインが固定されているタイプがあり、今回のTDA1516も、前回のTD1517と同様、ゲインは20dBに固定されており、負帰還を調整する必要がない。 仮想GND(実際にはTDA1516の入力のオフセットと同等なので、2V程度と比較的低い)を半固定抵抗で作成し、オペアンプでバッファ、容量負荷になるので1.6kΩで離して0.1μFのコンデンサで安定させる。 1.6kΩを通さず直接コンデンサをつなぐとやはり発振した。 この点を中心に信号が入力され、ボルテージフォロワ、反転増幅回路を1つまたは2つ通したものがTDA1516の入力(PIN1、PIN13)となる。TDA1516のBTLモードで使用しても良いが、 オフセットが0.1V近く乗ることもあるので、こちらは使わず、2つ目の反転増幅回路のオフセットも調整出来るようにしてある。 反転増幅回路の帰還抵抗は10kΩ//4700pFでカットオフが3.4kHzあたりで、加振器の特性(S-0105:DC-10kHz)と用途を考えてかなり帯域制限してあるが、 用途によって位相補償を調整すると良いだろう。 オペアンプはグランド付近まで入力・出力可能なタイプを選定すれば良く、必ずしもR2Rでなくて良い。 今回は秋葉原で比較的容易に入手可能なLMC6482を使用した。CMOS Rail-to-Rail Input and Outputオペアンプである。 テストの時は、Analog Discoveryを使用したが、入力側は絶縁されている必要があるため、手持ちにあったモデム用の音声用トランス(MIDCOM PM-MC03 671-8079)を使用して波形を入力した。 400mVpp入力でBTL側で8Vpp得られており、計算通りである。モデム用のトランスで高周波までの特性はそこまで良くないので、波形はやや鈍っている。 少し奮発して可変抵抗にはBournsのヘリカルポテンショメータ(ヘリポット)を使ってみた。普通のVRと少し端子の順番が異なるので注意すること。 ヒートシンクは分解したPC用電源から取ってきたものを流用し、ファンは秋月で安価に販売されていたDelta Electronicsの12V/50mm角の品種を使用した。 普通にDCファンを入手すると数千円程度のものもあり、意外に高価である。 はじめけちってTDA1516BQの電源の電解コンデンサを省略してみたが、ラインレベルの異なる機体にグランドをつなぐだけでノイズがかなり入るようになったので、 データシート通り使うのが良いだろう。データシートでは2200μF+100nFの使用が推奨されている。

 <rindolf>  Success!!!
 <rindolf>  I discovered another copy-and-paste-bug and now everything is
            working. In Perl.
 <rindolf>  Problem between the keyboard and the chair.
  <Rytmis>  The most common sort
 <rindolf>  _My_ keyboard and chair.
  <Rytmis>  I stand by my statement *grin*
 <rindolf>  That's the problem with starting from a code that does things
            differently, and does more.
 <rindolf>  It's a good thing I wrote this test case.

    -- #svn, Freenode

I have never let my schooling interfere with my education.
		-- Mark Twain


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