Telephonics製の聴力検査用のヘッドホンの画像が意外にないのでここで紹介する。
IEC基準カプラ・人工耳に関する詳細なレビューは別ページへ。
モリタのオージオメータ付属品。RION以外の聴力検査用のヘッドホンはほとんどTelephonics製でそれ以外は見たことがない。 耳載せ形イヤホンとして規格にはBeyer DT48も載っているが、日本ではオージオメータに付いているのを見たことがないので採用例はたぶんないのだろう。 日本では同じような型番が売られているが、同等品かは不明。 TDH-39P(またはTDH-39、Pつき型番は外形がプラスチック製)は基準カプラ(IEC 60318-3)で校正する旧型で、 それ以降の型番はすべて人工耳(IEC 60318-1)で校正することになっているので、 よほどの理由がない限り、TDH-39Pは今後はアメリカ以外ではあまり使われないと思う。リオンのAD-02系、AD-06系のヘッドホンは、 設計時に基準カプラ(IEC 60318-3)フラットで作られているが、新JIS以降がIECに適合してすべて人工耳(IEC 60318-1)での校正になっている。 附属マニュアルにIEC 60318-1でのRETSPLが載っているが、人工耳フラットな設計で作られたという訳ではない。ただ、基準カプラでフラットな設計だと 人工耳でもだいたいフラットになる傾向がある。輸入品なのでELEGA製やRION製のよりちょっと高価で、代理店通して10万円弱だったと思う。 そう考えると、いいヘッドホンが日本ではかなり安く買えるともいえる。
ヘッドバンド付き Telephonics TDH-49P
ヘッドバンドから外したところ
イヤパッドを外したところ
音の出る側
この穴の構成は、DR-531(やDR-631)とほぼ同じで、ELEGAの方がコピーしたと思われる
TDHシリーズ(TDH-39、TDH-49)のクッションには新旧あって、現行の新モデルはModel 51 (P/N 510C017-1)であるが、 旧モデルはMX 41/ARという少し大きめのクッションだった。RIONの聴力検査用のヘッドホンに適合させるクッションは、 MX 41/ARをコピーしたもので、現行のTelephonicsのヘッドホンにもほぼはまるが、検査用には適合しない。
旧型のMX 41/ARと比べてつばの部分のゴムが薄くなっており、耳に圧着した時の痛みが軽減されていると思われる。 ELEGA製のヘッドホンのうち、いずれかの基準カプラ(IEC 60318-3)・人工耳(IEC 60318-1)に適合する品種の現行クッションはこちら。 純正品は代理店通して1個900円程度。
一部は他のサイトから収集したものである。現在は殆ど使われていないので入手できるか不明。
MX 41/ARタイプがどうしても必要で、同等品でよければこのRIONのが使えるかもしれない。価格は上記とだいたい同じ。
骨導聴力検査用の骨導端子はまた別項目で取り上げようと思うが、参考として載せておく。骨導端子もRIONでは作っていて、 戦後の欧米模倣から始まる技術革新を地でいっているのが感じられる。
Chuck Norris is the ghost author of the entire Debian GNU/Linux distribution. And he wrote it in 24 hours, while taking snack breaks. -- Shlomi Fish -- Chuck Norris Facts by Shlomi Fish and Friends ( http://www.shlomifish.org/humour/bits/facts/Chuck-Norris/ )