さてマルチパートな音源でアンサンブルな曲の演奏情報を記録したとする。で、各楽器の演奏を記録するのと一緒に、なんの「音色」を使ったかも、一緒にシーケンサーに記録できると、後で再生する時、人に渡して聞いてもらう時、インターネットで公開する時、とってもつごーよいことになる。
そこで役に立つのが、「プログラムチェンジ」とゆーMIDI情報なのじゃ。シンセサイザーは、たいてい「何番目に何の音色」みたいに音色の管理をしとるから、その「何番目」を記録するわけじゃ。シーケンサーから、記録された音色の番号がシンセサイザーに送られると、シンセサイザーが、その番号に対応した音色に切り替わるわけじゃ。(MIDI規格にはこれ以外にもいろいろ、音源をコントロールする情報が用意されとるが、それはおいおいじゃ)
しかしこの「プログラムチェンジ」。うまく使わないと大変な不幸が起きることがある。悲しい物語がここにあるんじゃ。次章、ハンカチを用意して読むべし。