初級みでぃ講座

第六回

はっぴー!ふぁんきー!リズムでGo!!



トラックとチャンネルとパートの話

第参回、「あんさんぶるな話」をもう一度読んでほしい。使っているMU2000SOLは、これだけでいろんな楽器の音色を同時に鳴らし、あんさんぶるが楽しめるようになっている。

んで、これをうまく扱うのに、トラックチャンネルパートという概念を理解してもらわなければならん。上達のためには、避けて通れないので、ふんばって欲しい。

ややこしいといえばややこしいんじゃが、ま、覚えてしまえばなんてことはない。

いざ

SOLトラック数無制限のシーケンサーじゃ。

リズムの録音でやったように、ひとつのトラックに、使う人の自由で、MIDIの演奏情報を記録していける。これが無制限に記録できる、ということじゃ。トラックMIDIの演奏情報を、あるひとかたまりで管理する単位と言ってもいいかもしれない。

ちゃんねる そしてチャンネルMIDIでは原則としてひとつのケーブルで、16のチャンネルを扱えるようになっている(実際には拡張して使えたりするが、ややこしくなるのでこの話はしない)。

テレビの「チャンネル」と意味は同じゃ。4チャンネルに合わせると、***テレビ放送が受信できる、といったように、送信側が送るのと同じチャンネルに受信側がセットすれば、送られてきた情報を処理できるわけじゃ。

右の図を見るがよい。 MU2000(MU1000)は受信側じゃ。見た目には一台の小さな箱でしかないが、ぢつは同時に64台のシンセサイザーとして鳴る機能を持っている。

この64台分の単位をパートという。なんにも設定を変更しなければ、パート11チャンネルパート22チャンネルというように、パート番号と受信チャンネルは一致されている。SOL(XGworks)からMIDIチャンネル1で送られてきた情報はパート1で鳴るわけじゃ。

この設定はMU2000(MU1000)側で変更することもできるが、ややこしくなるので、慣れるまではいぢらないことをお薦めする。

ちゃんねる

ではMIDI情報がどんなふうに流れてゆくのかを順を追って説明しよう。

「トラックビューウィンドウ」の左の部分を見ると、Trk、Portと並んでChという列がある。これが「チャンネル」の設定じゃ。

SOLでプレイボタンをクリックすると、各「トラック」MIDI情報が、Ch列で設定された「チャンネル」MU2000に送られる。

その情報を受け取ったMU2000(MU1000)が、「チャンネル」に対応した「パート」を鳴らすという仕組みじゃ。

ちゃんねる

とらっく たとえば、9トラック目のチャンネル設定を10にして、リズムの打ち込みをしてみて欲しい。

再生すると、先に録音した10トラックと、新しく打ち込んだ9トラックの情報が両方とも10チャンネルMU2000(MU1000)に送られる。

すると、MU2000(MU1000)パート10だけで、その情報を鳴らす。

次に10トラックチャンネル1に変更して、再生してみよう。

MU2000(MU1000)パート1が鳴っているはずじゃ。

再生

みでぃわーるど どうじゃ?トラックチャンネルパートのかんけーが少しは見えてきたじゃろうか?難しいが、ごちゃごちゃいろいろ試して理解しよう。

これはMIDIを理解する上で、最初の難関じゃが、ぜひとも突破してほしい。突破したあかつきには、明るいMIDIワールドが待っていることをお約束する!




っつ!でぃ!!



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