初級みでぃ講座

第七回

ふぁっつ?ドラムセット



歴史の中でも、おそらく、リズムは一番.最初に生まれた音楽だったはずじゃ。さほど知識を必要とせず、ねいてぃぶに楽しめる。

ねいてぃぶ

りずむ さて、リズムの打ち込みをやってみて、「あれ?」と不思議に思ったことはないかな?そう、ふつぅ鍵盤を叩けば、音階がドレミふぁというふぅに鳴るはずなのが、鍵盤ごとに違う打楽器の音色が鳴ったはずじゃ。

XG音源は工場から出荷するとき、10パートだけ特殊な設定になっておる。そう、鍵盤ひとつひとつ(といっても全ての鍵盤ではないが)に、山ほどの打楽器を割り当てて、ひとつのパートだけでリズムアンサンブルが組めるようになっとるんじゃ。

ちなみに、どの鍵盤にどーいう音色が割り当てられているのかは、ちゃんと製品に音色表がついてくるので見てほしー。(製品をまだ持ってない人はWeb Linkこちら

ねいてぃぶに楽しめるリズムとはいえ、この音色表を見てもなんのことかさっぱりわからんかもしれん。それはそうじゃ、楽器の名前と音色が一致しなければわからなくて当たりまえじゃ。

んでは、リズム楽器の基本ドラムから知ってゆくことにしよー。

ドラムはいくつかの打楽器を集めた、せっとのことを言う。ん?かえってややこしくなるな・・・。まぁ、よい、バンドの中でたいてい後ろのほうにいて、ドンタカ叩いている楽器がドラムじゃ(ってそんなこと知っとるか)

どらむ



バスドラム

一番低い音で、一番でかくて目立つ太鼓じゃ。ふつう、毛布とか、布団とか入れてあまり共鳴させないで使うことが多い。略して「バスドラ」とか、足でペダルを踏み、ペダルの先についたビーターで鳴らすことから「キック」という呼び方をすることも多い。

XGStandard Kitでは、
B0(低い方のシの音)-Kick Tight
C1(そのいっこ上のドの音)-Kickで鳴らす

きっく

聞いてみよう > バスドラムの音色
(最初の一小節がB0、後の一小節がC1)



スネアドラム

ポップスでリズムアンサンブルを作る時、要になるのがこのスネアドラムじゃ。いわゆる「小太鼓」じゃが、スナッピーというばねの装置を取り付けて「じゃら」という感じの音が足されるようになっとる。略して「スネア」と呼ぶことが多い。多くの曲で2拍、4拍目に鳴ることが多いので、好きな曲を今度聞くときには注意して聞いてみてほしー。

XGStandard Kitでは、
D1(キック上のレの音)-Snare
E1(その上のミの音)-Snare Tightで鳴らす

すねあ

聞いてみよう > スネアドラムの音色
(最初の一小節がD1、後の一小節がE1)

また、スネアドラムの枠の部分を叩いて音を出すことも多い。リムショットとかサイドスティックとかいう。C#1-Side Stick

聞いてみよう > サイドスティックの音色




ハイハット

小さめの二枚のシンバルを向き合わせ、ペダルを踏むとぴたっと重なり、叩いてもあまり響かなくなる。リズムを構成する上で、ベーシックな刻みを担当することが多い打楽器じゃ。ペダルを踏み込んで叩いた時の奏法をクローズ、ペダルを踏んでいない時の奏法をオープンという。ペダルの踏み方によって鳴り方が変わるので、XGでは、それぞれの音色を別々に用意してある。しかし、全部同じ楽器=ハイハットなので、2つの音色が同時にならないようにあらかじめ設定されているのじゃ。(芸がこまかい!)

XGStandard Kitでは、
ペダルを踏んだ時の音 G#1-Hi-Hat Pedal
ペダルを踏んで叩いた時の音 F#1-Hi-Hat Closed
ペダルを踏まずに叩いた時の音 A#1-Hi-Hat Open
が用意されている

はいはっと

聞いてみよう > ハイハットの音
(最初の一小節がG#1、後の一小節がF#1とA#1の組み合わせ)




タムタム

曲が展開する時など、この音程感のある太鼓を、順に叩いて盛り上げることが多いようじゃ。ふつー2〜4個で組むことが多いが、メロタムなどと言って、見栄で8つも9つも並べることもある。音程や大きさによって、呼び名が異なる。

XGStandard Kitでは、
F1-Floor Tom L (LはLow=低い方という意味)
G1-Floor Tom H (HはHigh=高い方という意味)
A1-Low Tom
B1-Mid Tom L
C2-Mid Tom H
D2-High Tom

たむたむ

聞いてみよう > タムタムの音
(最初の一小節がF1とG1、後の一小節が全部を使った組み合わせ)



シンバル

ここ一番で、思いっきり叩くと、じゃーんという派手な音が鳴り、盛り上がる。本物は相当キツイ音じゃ。ドラマーが難聴になるのは当然といえる。が、細かく叩いてハイハットと同じような使い方をすることも多い。ふつー2〜3枚くらい並べる。

叩き方によって、音色が変わるので、XGStandard Kitでは、
シンバルの端っこを軽く叩いた時 D#2-Ride Cymbal 1B2-Ride Cymbal 2
シンバルの中央に近いところ(Cupという)を軽く叩いた時 F2-Ride Cymbal Cup
思いっきりひっぱたいた時 C#2-Crash Cymbal 1A2-Crash Cymbal 2をよく使用する。

これ以外にも
G2-Splash Cymbal
E2-Chinese Cymbal
などを色もんとして使ってみよう。

しんばる

聞いてみよう > シンバルの音
(最初の一小節がD#2とB2、後の一小節がC#2、A2とG2、E2)



というわけで、以上がドラムセットに基本的に使われる打楽器じゃ。音色名と音色が少しは一致してきたはずじゃ。

んでは、最後に、説明した音色を全て使ってドラムのデータを作ってみた。聞いてみて、どれがどの音色か聞き分けてみてほしー。

ドラムセットのまとめを聞く

せっと

ドラムはポップミュージック、特にロックでは無くてはならんパートじゃ。ひごろから、TVやVIDEO、ライブなどを、しっかりチェックして、どんなふうに鳴らしているのか研究してみよー。


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