初級みでぃ講座

第八回

コードでゴー!〜その1



音楽の3要素と言えば「リズム」「メロディ」「ハーモニー」と言われる(がっこーで習ったはずじゃ)。
今回は「ハーモニー」な話をしよー。
ハーモニー

ハーモニー 「ハーモニー」=和声。よーするに音の積み重ねなわけじゃが、ポップスの世界では、よりらくちんにハーモニーを扱うのに「コード」が使われる。

とはいえ、まともに解説してゆくとそれだけで本が一冊出来てしまうほどやっかいなので、ここではそーとーらんぼーに、「今日から楽しめる」コード理論にしよーと思う。
ここでせつめーすることで、楽しめるよーになったら、改めて専門書で勉強すると良いじゃろう。音楽を勉強するには、まず音を出して確認してゆくことじゃ。理論ばかり本で読んでも、なんだかわからんことが多い。


「コード」の基本は3つの音の組み合わせじゃ。 例えば鍵盤をド、ミ、ソといっぺんに押さえる。明るいキブンの響きがするじゃろ。

では、真ん中で押さえているの音を半音下げて押さえてみよー。 ん、なんだか悲しい感じがしないか?これはコードの大切な機能じゃ。

ハーモニー

鍵盤 では、次にからはじめてファ、ラと押さえてみてほしー。 やっぱり少し悲しい感じじゃ。では、ミ、ソ、シは?うむ、これも悲しい。 ではファ、ラ、ドは?おぉ!これは明るいぞ!

というふーに白鍵で一番低い音を一個ずつ上げてゆき、 3つづつ押さえてゆくと、明るいキブン系のコードと、悲しい感じ系のコードができる 。前者をメジャーコード、後者をマイナーコードという。


、明るく聞こえたり、悲しく聞こえたりするコードがあるのか? んで、規則性を探ると・・・。

最初にやったド、ミ、ソド、ミのフラット、ソで検証する。 から次のミ、ミのフラットまで黒鍵も含めて勘定してみよー。


ド、ミ、ソの和音の時。
から黒鍵も入れて勘定すると、は4つ目の音になる。 で、ド、ミのフラット、ソの和音の時は3つ目の音になる。 そしての音は、から数えて7つめになる。これを覚えておいてほしー。
鍵盤

鍵盤

では、レ、ファ、ラはどうだろう?からはじめてファは3つ目だ。 これは悲しい感じ系=マイナーコード
ファ、ラ、ドはどうだろう?ファから勘定しては4つめになっとる! そー、明るいキブン系=メジャーコードなわけじゃ。 ね、単純なお約束じゃろ?

3つの音のうち、コードを構成する一番もとになる音、例えばド、ミ、ソの場合の根音(こんおん)、ルートと呼ぶ。 そして真ん中に来て、そのコードの性格を決めてしまう音を3度、3rd(サード)、そして5度、5th(フィフス)と呼ぶ。

なぜ3度とか5度とか言うのかについては説明しない。説明すると、やな理論がぶりぶり出てきて、たぶんうんざりすると思うからじゃ。
ここでは単純に名前だと思って覚え込んでしまおー。最初の音がルート、次が3rd、そして 5thの3つの音の組み合わせでコードが出来てるとな。

コード
で、3rdルートから数えて3つめか4つめで、メジャーマイナーに性格が分かれると。5thルートから数えて7つめだと。

さていちいち、ド、ミ、ソだのファ、ラ、ドだの呼んでいては、うっとおしくてしょうがない。 もっと簡単な呼び名にしたほーが、つごー良いということでルートの音名を基準にしてコードの呼び名が作られることになった (って誰がそうしたのか、わしは知らん)。

ド、ミ、ソの場合はCmaj(シーメジャーと読む)、ド、ミのフラット、ソの場合は>Cm(シーマイナーと読む)。 さらにCmajmajは省略されて、メジャーコードはCとだけルート音のみ記述し、シーと呼ぶことが多い。


C Dm Em F G Am
読み方 シー ディーマイナー イーマイナー エフ ジー エーマイナー
構成音 ド・ミ・ソ レ・ファ・ラ ミ・ソ・シ ファ・ラ・ド ソ・シ・レ ラ・ド・ミ
鍵盤の
押さえ方
コード コード コード コード コード コード


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