初級みでぃ講座

第拾壱回

ベースでぶんぶん!〜その1



コードはわかったかな?ま、マジでわかるにはそーとー勉強しなきゃいかんことがあるので、とりあえずなんとなくわかれば良い。あとは必要に応じて、打ち込みをやりながら覚えてゆく方が早いぞ。

では、前回練習してみた簡単なコード進行、C-Am-F-G7を使って、がんがんあんさんぶるな打ち込みを続けてゆくことにする。今回はベースパートの打ち込みじゃ!


音域 さて、ベースという楽器をご存じであろーか。前回両手でコードを弾いて練習した時、左手でルート音のみを単音で演奏した。コードを決定づける大本の音がルート音じゃが、これをおもに担当するパートがベースといえるじゃろ。

あんさんぶるの中で一番低い音域を担当し、あんさんぶる全体の土台となるパートなわけじゃ。つまりこの役割を果たせば、どんな楽器でもベースと呼んでいいのじゃが、音色の向き不向き、そして時代ごとのはやり、によっていくつかの楽器、音色がベース・パートとして一般的に使われるようになっている。


そう、今やベースといえばエレキギターを大きくして、弦を4本張った(時々5本や、6本のものを使っているミュージシャンもみかけるが)いわゆるエレクトリック・ベースをさすことが多い。

奏法としては、指で弾く、ピックで弾くことが多いが、他にチョッパーといって指の背や腹ではじいて弾く奏法がブラック・ミュージックやフュージョンなどで使われる。

エレクトリックベース

しかし、エレクトリック・ベースはここ半世紀の間で成立したばかりの、まだまだ若い楽器じゃ。エレクトリック・ベース出現の前にも、とーぜんジャズ、ポップミュージックはあったわけだし、エレクトリック・ベースと同じ役目を果たしていた楽器はあった(というか、今もある)。それはコントラバスじゃ。あの、ばかでかいバイオリンの形をしたやつじゃ。

オーケストラで最も低い音域を受け持つのがコントラバスじゃが、これをまんまポップスの世界に持ち込み、もともと弓で弾いて音を出す奏法(ボーイング)じゃったのを、指ではじく奏法をメインにして使うようになったのじゃ。今でもジャズやカントリー、R&Rのバンドではコントラバスベースとして使うことが多い。

コントラバス

そしてシンセ・ベース。といってもベース専用のシンセサイザーがあるわけではなく、主にシンセサイザーの黎明期に登場したMINI MOOGというアナログシンセサイザーでつくられたレゾナンスの効いた音色や、YAMAHA DX7などFM音源で作られたゴリゴリした音色など、いわゆる電子楽器だから生まれた独特な音色をさすことが多い。

とまあ、一口にベースといっても実はバリエーションがあるわけじゃが、MU1000などのXG音源では、どーしてるのかとゆーと・・・。なんと驚くことに、ここまで説明した楽器はまんま音色の種類として内蔵している。では、打ち込みをやってみながら、どんな音色が用意されているのか、聞いてみることにしよー。


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